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科学的で純粋な「時空間の認識」の薦め

「時空間の認識」が違えば、思考、発想が根本的に変わってくる
私の時間軸は10万年の波長、空間は地殻変動列島日本となる。それは地球物理学が原点にあるから。10万年は高レベル廃棄物処理の時間スケール、あのオンカロ、フィンランドが念頭にある。空間は地理的には日本、すなわち地殻変動列島に住むしかない我々だから。
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 しかし一般的に、政官財の波長は自分の任期、せいぜい5年程度となるのかもしれないが、今では大学ですら同じ波長の時間軸、研究プロジェクト、産学連携など、長い時間波長ではやっていけない。東大の南原繁、矢内原忠雄先生の頃が懐かしい。
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 だがこの短い時間波長では「国民」が抜け落ちる。温暖化危機論、非在来型エネルギー論、原発推進などは利害関係、利権構造に支配される。この哲学、思想の無さは国際力学において「Japan Nothing」と揶揄されることになる。

 では時間軸問題をどうするか、難問だが原理原則はシンプル、せめて大学、科学者、学会が純粋思考すればよい、これは今の日本では無い物ねだりかもしれないが、私は若者、心の若い年配者も、に期待します。
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# by tikyuu_2006 | 2015-01-18 11:45 | これからの日本

「時空間の認識」を純粋に

時空間の認識」の差が、思考の差、発想の違いとなる。
私の時間軸は10万年の波長、空間は地殻変動列島日本となる。それは地球物理学が原点にあるから。10万年は高レベル廃棄物処理の時間スケール、あのオンカロ、フィンランドが念頭にある。空間は地理的には日本、すなわち地殻変動列島に住むしかない我々だから。

 しかし一般的に、政官財の波長は自分の任期、せいぜい5年程度となるのかもしれないが、今では大学ですら同じ波長の時間軸、研究プロジェクト、産学連携など、長い時間波長ではやっていけない。東大の南原繁、矢内原忠雄先生の頃が懐かしい。
 だがこの短い時間波長では「国民」が抜け落ちる。温暖化危機論、非在来型エネルギー論、原発推進などは利害関係、利権構造に支配される。この哲学、思想の無さは国際力学において「Japan Nothing」と揶揄されることになる。

 では時間軸問題をどうするか、難問だが原理原則はシンプル、せめて大学、科学者、学会が純粋思考すればよい、これは今の日本では無い物ねだりかもしれないが、私は若者、心の若い年配者も、に期待しています。
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# by tikyuu_2006 | 2015-01-18 11:43 | これからの日本

「水素社会」の到来と言うが、水素はエネルギー源ではない

1)朝日新聞が2008年8月29日社説に「新型エコカー 高い目標を技術が追う」とあった。 結論から言う、これは誤り、水素はエネルギー源ではないからである。
・・・見た目は普通の乗用車と変わらないが、燃料は水素だ。空気中の酸素と反応させ、燃料電池で発電しモーターで走る。反応で出るのは水だけ。温暖化をもたらす二酸化炭素が出ない。・・・・とある。

これが全くの間違い、水素資源など地球にはない、何かの「一次エネルギー」から作らねばならないからである。 
だから水素のようなものを「二次エネルギー」という。 その水素を生産、使う課程で化石燃料が大量に使われる、それは半端ではない。 記事にはさすがに、・・・究極のエコカーと言われるが課題はなお大きい。・・・まず価格だ。ざっと一億円はする・・・10年以内に一千万円を切るのが目標という。・・・・
ホンダのFCXクラリティーとか言う車のこと、米カリフォルニア州でこの夏デビューしたそうだが、これは普及しないのでは、EPRで考えればとうてい可能性は無いからである。「わかったつもり」の「わからない識者」が多すぎる、困ったことである。 

「何でも温暖化に結びつける時代」はもう終わった、車よりも「エネルギー・食料の欠乏」を心配すべきでは。同日の朝日新聞には「トヨタ、70万台下方修正」とあった。09年の世界販売計画を当初の1040万台から970万台に減らしたそうだが、流石に世界のトヨタ、先が見えている、「石油ピーク」も分かっておられる。 トヨタでの拙講演(2008年7月25日)ご参考、

2)そのトヨタが、最近(2015年)、水素社会、FCVつまり水素燃料電池車を喧伝している。
http://mainichi.jp/opinion/news/20150113k0000m070109000c.html
いくら日本を代表する国際企業のトヨタであっても、エネルギーについての理解が間違っていれば、正すべきです。もう脱車社会、「地球は有限、資源は質が全て」だから、拙HPご参考。
http://www1.kamakuranet.ne.jp/oilpeak/

本来、「家電」の見本市なのに、ここ数年は自動車関連の展示が目立つ「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」。その背景には、ネット通信機能など急拡大したモバイルを活用して消費者のニーズをとりこみたい自動車産業の思惑がある。そしてクルマに活路を見いだそうとしているのは、急成長にブレーキがかかろうとしているスマートフォン(スマホ)市場で活躍した企業も同じようだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO81755890Z00C15A1000000/
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# by tikyuu_2006 | 2015-01-13 09:57 | エネルギー、環境

「自然は有限 脱浪費を」、毎日新聞、特集ワイド

原発再開に懸命な政府、財界だが、あるメディアは原発増設とまで高揚する。だがそれは完全な間違い錯覚です。原子力は無限でも、地震国日本では安全でもない、放射性廃棄物の処理は10万年の問題だが、そんな場所は地殻変動列島日本には無い。フィンランドのオンカロは18億年もの安定した大陸の地塊にある、そこで改めて大きな私の新聞記事ご覧を、
「原発の呪縛 日本よ!」 -この国はどこえ行こうとしているのか-:毎日新聞2012年8月24日
「自然は有限 脱浪費を」 地球物理学者 石井吉徳
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「自然は有限 脱浪費を」、毎日新聞、特集ワイド_b0085879_2174075.jpg

取材を終えたうだるように暑い日。東京に高層ビルが突き刺さるようにのびるさまを見上げながら、石井さんの言葉をかみしめた。 「内野雅一」
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# by tikyuu_2006 | 2014-12-27 21:26 | 新しい文明の構想

STAP細胞は無かった

日本科学界は学問の原点に戻るべきでは
 理研、小保方氏のSTAP細胞だが、最終的に再実験不成功に終わったようである、まだ若い彼女の未熟さは目立つが、研究指導に当たった理化学研究所の体質、組織的にも欠陥があったようである。それは研究者は一人で研究を行っているのではないからで、組織としての力量、見識が問われるからである。
 
かって国立大学そして国研の指導的な立場にいた者として、伝統ある理研の現状は、その研究組織としてかなり根源的な原点に問題があると思わざるを得ない。当然理研トップの指導責任、見識は問われる。責任はノーベル賞受賞者の野依博士にもある言うべきであろう。
 
しかし問題はそこで終わらない、日本の学問、科学の根幹的体質に関わると思えるのである。御用学者が跋扈すると揶揄される最近の大学、その理念の無さ視野狭窄もこの際、原点から問われべきであろう。
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# by tikyuu_2006 | 2014-12-27 09:16