最近の経済恐慌をふまえて、ブッシュ大統領のエネルギー顧問として知られる、
アメリカのエネルギー投資銀行の会長、ピークオイル論で著名なM.Simmonsが、これからの生存、生きる道についての深刻な見解を、
「ポスト・ピークオイル世界を、どう生き抜くか:How to Survive and Thrive in a Post-Peak Oil World」とエネルギーを専門とする若者にむけて述べています。
とてもクールな内容で、石油ピークをリーダ達が認めない理由も、詳しく述べます。ついでながら、
今年のASPO(The Association for the Peak Oil)ーUSの会議資料も参考になります。石油ピーク論を理解するのに優れたものです。
その「プランB」は、
旅行を減らす、運輸は水上、鉄道、それからが道路と述べ、ローカルの食料など地域主義を、グローバリゼーションは終焉、というのです。 マネー・浪費型アメリカ文明の否定といった内容です。 ヨーロッパASPOで何回か会っていますが、アメリカにも、
M.Simmonsのような優れたリーダがいるのです。また
プッシュ大統領を、石油ピーク論のサポーターに位置づけているのも興味あります。
よく知れれる、
L.ブラウンの「PlanB]がエネルギーについて超楽観論なのと対照的、彼はわかっていない、だから技術・イノベーションで、環境と経済は両立するという、だから人気がある。
だがアメリカ型の浪費・マネー経済はもう崩壊したのです。「地球はやはり有限だった」、1929年の世界恐慌時とこの点で全く違うのです。つまり今回の経済恐慌は原理的なもの、止めようとしても止められまい。