もったいない学会が東京都からNPOといして、今12月認証されました。
インターネットを徹底利用する、新しい学会モデルとして日本最初の組織です。従来の分野別、専門たて構造では脱石油文明の国民的な総合組織とならない、それを打破するのが狙いです。学会誌もインターネットで、事務所も、専属事務員も置かない全くのボランティア組織です。
年会費は1000円、誰でも入れます。インターネットでの学会理念の浸透はすでに100万人に達しました。
2007年は激動の時代の始まりでした。その原点に石油供給の限界がある、石油ピークです。
もったいない学会のモットーは「石油ピークは農業ピーク、そして文明ピーク」です。2008年は燃料の高騰、バイオ燃料狂騒、食料価格の高騰、心の崩壊などがさらに進むでしょう。
20世紀の安く豊かな石油が支えた世界の仕組みが崩壊しつつあるのです。アメリカのドル支配の終焉がさらに鮮明となるでしょう。グローバリゼーションは綻びて行くしかない、流体燃料である石油減耗が運輸システムを窮地に追い込むからです。石油ピークは運輸ピークでもある、だがその石油に代わるものはない、のです。
綻びる石油文明の仕組みの中で、日本がいかに強かに生き抜くかが問われている、そのコア理念が「地域分散、自然と共存、地産池消」である、と私は考えます。