5月20日読売新聞、朝刊に「
日本、核保有の可能性も」という見出しで、石原東京都知事のニューヨーク講演が紹介された。
その見出しそのものより、私が注目したのは、副見出し「米との防衛体制に疑問」であり、さらに興味を引いた、むしろこれを「トップ見出し」にほしかったが、中国経済の先行き見通しについて「
ぎりぎりもって、北京五輪までだろう」と答えたことである。
その通り。その理念、原点は違うようだが、今後、
エネルギーが最大の中国経済の制約となる、が私の主張だからである。
「当たり前」とはこの点においてで、核保有については、原爆被爆国である日本、私は賛成できない。
残念ながら、慧眼の石原氏ですら石油ピークをご存じないようである。一方、中国はそれを知っている。ヨーロッパの識者グループ、
ASPO(Association for the Study of Peak Oil)会議への出席ぶりから、そう思われる。