「資源とは何か」、日本で最も理解されないこと

一匹のミツバチは、沢山の花から蜜を集めます。無数の蜂が、それぞれ巣に持ち帰ります。巣に集まった蜜は濃縮されています。人間が使えます。元の分散した花の蜜も、集められた巣の蜜も「量」は同じです。 自然の恵み、資源とは「濃縮が本質」なのです。ミツバチが、分散した花の高エントロピー状態の蜜を、巣に集め低エントロピー状態にします。ミツバチは、その仕事のためエネルギーを使いますが、その元は太陽エネルギーです エントロピーを理解しますと、エネルギー、環境、経済から文明まで、全てが見通せます。宇宙の誕生に始まり、自然現象において、エントロピーは常に増大します。人間社会もそうです。一方、生命現象とは、エントロピーを低く保つことです

資源とは
 1)濃縮している:熱力学の第2法則での低エントロピー状態
 2)大量にある:1本の木を森林資源とは言わない
 3)経済的な位置にある:出来るだけ近くが良い、便利で儲かる
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質が全てのエネルギー資源
 EPR(Energy Profit Ratio)=出力エネルギー/入力エネルギー(EROI:Energy Return on Investment とも言います)

様々なエネルギーの話:EPRで整理して考えるのが良い
 ●天然ガス:これも有限資源である、「天然ガスピーク」も念頭におく必要がある
 ●原子力:ウラン資源量と核分裂(一回、再処理、増殖)、核融合(遠い先の話)
 ●石炭:石炭資源量とインフラの復活、運輸が問題
 ●オイルサンド、オリノコタール、オイルシェール:どれもEPRは低い、自然環境保全にも注意(下図)
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<カナダ、アサバスカのオイルサンド開発、50万バーレル/日だが環境破壊も巨大、ランドサット衛星画像:ERSDAC>
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 ●自然エネルギー:EPRは、太陽、風力、地熱、バイオマス、海洋、水力(小型、分散が基本)
 ●メタンハイドレート:資源でない、海底下の地層中に分散する固体、宇宙太陽発電:非現実的
 ●水素、燃料電池、水素社会:水素はエネルギー源ではない、水素の性質をよく理解する
 ●石油無機起源説:荒唐無稽なお話、海洋温度差:エネルギー密度が低い、高エントロピー状態

そしてメタンハイドレートはもう公共事業化、海水ウランには今も税が投じられ、宇宙太陽発電、宇宙開発などはハイテク型の税の浪費。
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by tikyuu_2006 | 2006-05-13 11:57 | 資源は質がすべて
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