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7月7日、七夕から盧溝橋事件に想う

「盧溝橋事件」(ろこうきょうじけん)と現代日本、何が相似するか

私は2007年6月、盧溝橋を見に行っています、その上での見解です。

  1937年7月7日夜,中国,北京南西郊の盧溝橋付近で,演習中の華北駐屯日本軍一木大隊の中隊に対して十数発の射撃がなされたことを契機に,日本軍と冀察政権 (政務委員会) 第 29軍との衝突に発展した事件。日中戦争の発端となった。中国では「七七事件」として知られる。最初の十数発の射撃が日本側の謀略か抗日勢力によるものかは不明とされている。 11日未明には一応現地で停戦が成立した。しかし,当初不拡大方針を声明していたにもかかわらず,第1次近衛内閣は 11日内地3個師団の動員を決定,軍部内でも,拡大派と不拡大派が激しく対立するなど矛盾をはらみつつ戦線は次第に拡大し,同 28日の北京,天津総攻撃の開始をもって全面的な戦争に突入した。中国側ではこれを契機に第2次国共合作がなり,抗日の機運が高まった。

 それは関東軍という軍部の独走だけではない、社会、国民の意識も高揚したのである。現代日本の安倍政権の暴走は目に余るが、依然として支持する国民は少なくない、日本会議も決して思いつきではない、そのマドンナといわれる「櫻井よしこ」もその流れにある。自民党の国会議員にもかなりの同調者、会員がいると聞いている。

 そこでどうする、それが日本の課題である。原爆を落とされた国が「核兵器禁止条約」の交渉にすら参加していない。これは単なる一例に過ぎない今の迷走日本である。フクシマ、人類最悪の原発事故の反省すらないのか、再稼働に懸命な国家権力、そして学界などなど。逆見向きの姿勢、火種は至ところに。

 メディア、TVも低俗な番組、CMに踊るタレントのアホ面にはウンザリするが、それは子供達の態度にまで表れる、蝕まれる日本社会だ。

 東京新聞、7月7日の社説・「歴史に愚を学ぶとき」ー盧溝橋事件80年ー平和主義変質の今こそ。日本は「核兵器禁止条約」の交渉すら参加しなかった、広島、長崎に原爆を落とされた、世界でただ一つの国、日本がである。





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by tikyuu_2006 | 2017-07-07 08:14 | これからの日本
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