地方活動便り 福田正己(福山市立大学)
「福山市立大学特別講演会を石井会長をお招きして開催」 タイトル「石油文明は終焉する、日本列島で生きる民族の知恵」-日本列島とは、石油減耗・自然エネルギー、脱浪費・自然と共存・地方分散 2015年2月2日(月) 13:40-16:00 福山市立大学では特別講演会を開催した。 これは市民向けと同時に本学学生への特別講義を兼ねていた。 石井先生の講演タイトルは「石油文明は終焉する、日本列島で生きる民族の知恵」で約90分の講演の後、熱心な質疑応答があった。参加者数は177名で平日にもかかわらず約100名は一般市民であった。 講演の概要はもったいない学会の方々には馴染みの内容ですので省く。 講演の後のアンケートを集計しそれを紹介して参加がどのように反応したかを以下に述べる。 集計でみると一部に内容の理解が不足する人がいたが、それは年齢構成でやや高齢の方々には盛りだくさんな内容について行けなかったためであろう。 またこうした市民講座に参加する方々は一般には現役から引退されたが多数を占めるが、今回は現役の勤め人が多かった。 つまりわざわざ勤務を抜けて聞きにやってきたようである。 参加の動機を尋ねると、テーマに興味を持ったという割合が53%であったことからも、積極的にこのテーマに関心を持って参加したことがうかがえる。 自由形式で感想を書いてもらったがその一部を紹介する。 *言葉が厳選されていて、よくわかった。 *地球(地域)の危険性をよく理解できました。 *「地球は有限、資源は質が全て」「低迷する科学・技術」知ると知らないでは全く違うものになってしまう!東北電力と東京電力の違いを知ることができました。 *石油などのエネルギー資源の質について問われないのは、確かに不可解。枯渇しつつある資源環境の中で、有効な知恵が浮上しないような隠ぺい操作が行われているのなら由々しき問題です。 *本当の事は発表(メディア)を他の面からも確認する必要があると感じた。 *先生の考え方に共感した。もう少し勉強して考えてみたい。 *漠然と私の持っていた危機感を先生に裏打ちされたように思いました。大変良い講演会でした。先生のご活躍を念じています。 *エネルギー資源を客観的に分析され将来を危惧されていることがよく理解出来た。現状の便利さ、快適さが、有限の地球の消耗の上に成立していることは我々も理解し、未来へバトンタッチすべく早急に対応策を施す必要がある。 *目からうろこの感があり、大変参考になった。 *本当の話を聞くことができたこと。地球資源の知らないことが、専門的でわからないこともあったが、なにかしら頭に残ったので、インターネットでゆっくり調べてみたい。 *権力に言葉を奪われない、空気に支配されない、とても大切な言葉をいただきました。エネルギー関係の講座は電力会社主体のものばかり参加しておりましたので、利権に絞られるお話は参考になりました。ありがとうございます。 *メタンハイトレードの具体的な話がよかった、EPRもよかった。 *パラダイム転換の混迷の時代だからこそ、こうしたスケールの大きい講座を受けるべきです。もっと聞きたかったです。目からうろこのような話です。 *まったく感動、そのとおりだと思いました。大学でこのような良い講演会があることが嬉しいです。 *内容的には意義あるものかもしれないが、一般人には理解し難かった。 *どんどん講座を増やしてほしい。一流の先生に美しい環境のもとで教えてほしい。 *レジメは日本語主体にしてほしい。年寄りはついていけない。資料が見えやすくすること。 *時々は目をさますような喝!もお願いします。 *いわゆるグローバル化は日本にとって間違いではないか。 今回の講演会を企画してやはり正しい情報や考え方をどのように一般市に伝えてゆくかの重要性を再認識した。石井先生の日頃口にしているように、繰り返し主張するしか方法はないと思う。 また大学の役割とは、東京中心に政府・官僚の代弁者を送り出すのではなく、本学のような地方のしかも小規模な大学が市民に向き合ってゆくことにある。 もったいない学会の活動も今後権威主義に毒されていない地方の大学と連携してゆくことを提案したい。 --------------------------------------------------------------------------------------
by tikyuu_2006
| 2015-02-08 14:42
| もったいない学会
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