世界のエネルギー利用実態から、先ず考える
これから分かるとおり、石油、天然ガス、石炭などの化石燃料で85%以上、原子力は6%ほどである。そして石油は流体燃料で多目的である。 原発は電気のみ、期待の自然エネルギーは、まだまだ、これからである。
原子力は日本においても10%程度、単純計算でその10倍にならないと現代文明を支えるレベルとならない。しかのウラン資源も有限である。核燃料リサイクルをと日本は推進したが、未だ技術的にも全体の量においても国を支える位置にない。
楽観的なかっての2050年シナリオ、3・11で見直されている、
最近はシェールオイルなども加わったが、そのネット・エネルギー、EPR(EROI、EROEIと同義)が課題、むしろエネルギー損失とみられる、非在来型の見かけの量、楽観論に騙されないこと。
EPR=Energy Profit Ratio、EROI=Energy Return on Investment、EROEI=Energy Return on Energy Invested
カナダのオイル、タールサンドはEPRは低い、1,5程度だが、自然環境破壊は凄まじい。今は放置されているが、それを修復するとなるとEPRは1.0以下、つまりエネルギー損失となる。
再生可能、自然エネルギーに今後期待されるが、その理念、戦略を整理する。
1)先ずその質を、EPRで見積もる、
2)定常的か、間歇的であるか、
3)電力系統に結ぶか、或いは地産地消的に利用するか、
など、逐次追加予定・・・・・・(未完)
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