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メキシコ湾の石油事故と「石油ピーク」:オバマ演説からの視点

メキシコ湾の石油事故は、史上最悪の海洋環境破壊です。これについて、オバマ大統領は、戦争や大災害など国家的な危機の時に慣例となっている執務室からTV演説しました。(日本時間2010年6月16日)

事故そのものについては、日本でも報道されていますが、実は、これは「Easy oil」の終わり、「安く豊かな石油時代の終焉」を象徴する、文明の変換期を意味するのです。
かっての海底油田とは、大陸棚200m程度の水深で、2000mほどの掘削深度でした。それでも陸上油田よりコスト高、本質的にはエネルギーコスト高、つまりEPRは低下していました。今回のBPの場合は、水深1.6Km,海底面下3,8kmと、全く意味が違うのです。

日本では未だに、非在来型の石油がまだまだある、カナダのタールサンド、アメリカのシェールガス、石油などなど、と石油代替があると思われていますが、そうではないのです、それは以前は手も付けなかった、とだけのことです。シェールガスも、水平ボーリング、水圧破砕などの新技術を高く評価するのですが、資源の質、環境問題の視点からよく考える必要があります。

石油ピークがこのような非在来型資源開発の真因なのです。今も「石油ピーク」を忌避する、自然、地球の限界を容認しない人は多いですが、もう現実を直視しないと、資源、食糧も自給できない日本は大変なことになる。日本の未来資源などと、メタンハイドレートが喧伝されますが、これも間違いです。

メキシコ湾の油田事故は、「石油ピークを象徴」していると考えると、世界、日本の課題、人類問題の本質が透視出来ます。どうぞ、ご自分でじっくりお考えください。

大統領の演説には、「結局のところ石油は有限資源」という、重要なくだりがあります。それは・・・After all, oil is a finite resource・・・・の部分、そしてもう陸、浅海に油田を開発する場所がない、 アメリカの石油依存の体質から脱却すべきと述べます。 その全文moreをご覧ください。
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by tikyuu_2006 | 2010-06-27 20:16 | エネルギー、環境