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小泉純一郎さんの次男世襲:最近最もがっかりしたこと

自民党をぶっ壊す、といって喝采を浴びた元総理、小泉純一郎さん、最後に次男に世襲させると言った。これには驚いた、そしてやはりと落胆した。何故ならこれが最も自民党政治家らしい発想だから。

改革無くして成長無し、多くの功績もあったが、アメリカ追従の罪は大きい。金融工学、マネーゲームで労せずしてもうける市場至上主義、それを竹中平蔵氏は、まるでアメリカ財務省の日本部長のように推進した。それが今本家アメリカで、音を立てて瓦解しつつある。「虚の世界」が崩壊したのである。英語の上手な人にはご注意を。 麻生さんも英語がご自慢のようだが、その言や軽し、国連総会でのことである。

対して「実の世界」とは「エネルギー、食料」のこと、文明とは結局のところ、それをその構成員に配る仕組みである。格差社会とは、それを一部のみに集める仕組みのことである。政治家の世襲、地盤の贈与とはそのような意味を持つ。

残念なことであったが、小泉さんとは結局のところ、格差社会、権力構造を温存、踏襲する人であったのか。如何であろうか、次男を別の選挙区から出させたら。因みに私は神奈川県民、それなら文句は言わない。 しかし振り返って思うに、本来これは国民の見識が問われていること、何代も同じ家系に投票するほうにも問題がある。
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by tikyuu_2006 | 2008-09-28 08:57 | これからの日本

意識改革が必要な自民党:石油ピークの認識すらない

自民党総裁選が終わった。結論的にいうがいまの日本は本当に危ない、エネルギーと食料供給についての認識が、根本で間違っているから。その中にあって小池百合子氏のみは「石油後のエネルギー」について語っておられたが、それは「石油に代わるものがある」との前提にたっての見解、石油ピークを理解してのことではなかった。

5人のリーダ方、先ず景気回復という。それが最優先という。国民もそう願っている。そこでまた「ばらまき」となる。心情は理解は出来るが、問題は何故景気が悪くなっているのか、その本質がかわかっておられない。

アメリカ発の金融工学が完全に行き詰まっている。このマネーゲームは「虚の世界」、アメリカの働かずして儲ける彼らに都合のよい仕組みである。先ずこれを理解したい。75兆円投入しても、アメリカは絶対に立ち直れない。それを日本は税金を投入して援助しようとするが、それでよいのか、国民もよく考える必要がある。 

政治家のレベル、質とは国民のそれを反映している、にすぎない。メディアのレベル、報道の質も国民を写す鏡でしかない。

そこで改めていう。「地球は有限」、「資源は質がすべて」、これが「実の世界」、地球には限界があるということ。対して、マネーは無限に増やせる「虚の世界」。これは、やってはいけない、偽りの生業なのである。

そして繰り返す、「石油ピークは農業ピーク」、この両者は表裏の関係にある。その「文明の生き血、石油」が限界に来ている、もう右肩上がりはあり得ない、日本人は、この日本の自然とどう共存、生き残るか、そのための日本人の知恵が今問われている。

日本の優れたエネルギー技術、環境技術を生かして、などとというが、石油減耗時代それでは凌げないと悟るべきである。原子力で太陽で自然エネルギーで、と「それぞれの関係者」はいうが、全体を見ない我田引水の話ばかり、だから危ないのである日本は。技術で出来ることは限られている、先ず「脱浪費、もったいない」である。

自民党も頼りないが、民主党もわかっておられない。たとえば、高速道路の料金を無料にするとは、車社会にさらに税金を投入するに等しい。石油ピークは先ず、車社会を直撃する、そしてグローバリゼーションを凋落させる。それはアメリカ発世界モデル、ウオールマート・モデルなどの終焉を意味する。

「虚から実の世界への回帰」、それが本当の選挙の争点となって欲しいものである。
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by tikyuu_2006 | 2008-09-24 06:07 | これからの日本

自民党の総裁選と、「この国の意志、社会の意識」

自民党の総裁選候補5名が抱負を語り、それをメディア、識者が評論する。これ一辺倒の連日の報道だが、ここで問われているのは「国家の意思と社会の意識レベル」そのものかもしれない。
それは、政治家の思考レベルは国民の意識レベルを反映するもの、それをTV,新聞など報道が写し出している、政治は国民の意識レベルの鏡のようなものだからである。

物理学では境界条件と初期条件で解が決まるが、5人の候補、メディアから日本の置かれた立場、つまり境界条件がほとんど語られない。このためであろう、無い物ねだりとそれへのリップサービスのオンパレードとなる昨今である。
財政投資は疲弊した地方に欠かせない、経済成長、上げ潮路線、国民の目線の政治、格差是正、社会の安心安全なとどなるが、方向は一向に見えない。白けた気持ちになるのみ。民主主義とそのようなもの、と言ってしまえばそれまでだが、それでは国が危ない。

そこで改めていうが、文明とは「人々にエネルギーと食料を供給する仕組み」のことである。それをもったいない学会のキーワードで言えば、「石油ピークは農業ピーク、そして文明ピーク」となる。この視点が5人の候補だけでなく、そとから批判する民主党、メディア、識者などに欠けている。これが候補者の熱弁、メディアの連日の報道にもかかわらず、白けた気持ちとなる理由なのでは。文明の基本構造が今変わりつつある。

まずグローバリゼーションの終焉である。石油減耗は内燃機関で動く現代の運輸システムを直撃するから。そして石油に浮かぶ現代農業を立ちゆかなくする。ならして1キロカロリーの食料エネルギーのために、10キロカロリーの石油を消費しているから。これが地方の時代、地産地消の時代が来る、日本のPlanBをと主張する理由である。
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by tikyuu_2006 | 2008-09-13 12:10 | これからの日本

スモッグに守られ、203高地から見えない旅順港

「日露戦争までは、日本は合理的に考えていた」、司馬遼太郎である。そこで思うところあって、過日旧満州の戦跡を訪問した。

長春(元新京)、瀋陽(元奉天)などでは高層ビルが林立、街は車で溢れている。旅順への入り口、大連も例外ではない。当然スモッグはかなりひどく、晴れても遠景、自慢のテレビ塔などは霞んでよくは見えない。芝生、花壇などと街はきれいだが、大気汚染はかなり進んでいる。

旅行の目的、一番期待の203高地から旅順港。残念ながら、晴天だったがスモッグに遮られ全く見えなかった。「今なら日本はロシアに勝てなかった」のでは、見えない旅順港のロシア艦隊を203高地の大砲から、撃沈出来そうにないから。当然、日本海海戦も奉天会戦も結果は全く違ってこよう。

今回学んだことの一つ、今の中国の経済発展、大きなものを犠牲にしている、それは「自然と人の心」である。マネーは心をも崩壊させるようである。

とにかく庶民、一般市民が安心できないのである。自分の利益のみに固執する、相手の立場など考えない、目先の利益のみ優先する人々、いつも用心していないと足下を掬われる。
オリンピック開会式での口パク少女、56の民族衣装は漢民族の子供達が着ていた、放映された花火はCGだった。本物、偽物、やらせなど区別すらつかないが、これも東北中国、旧満州で至る所で体験した。五つ星ホテルでも基本的に変わりない、マネーが全ての自分中心、相手の立場など考えない。

街は見違えるほどにきれいになったが、大気汚染はかなりなもの、街の騒音は少なくなったが車渋滞は大変、信号の少ない道路での徹底した車優先は、気の弱い日本人など向こう側に行くこともできない。危なくて道が渡れないのである。今は経済の高度成長最優先、意識にも石油ピークなど全くない、日本も例外ではないが。いずれ来る石油減耗時代、どう生きるのだろう。

写真は、203高地から見えないスモッグに守られる?今の旅順港(2008年9月6日撮影、石井吉徳)
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本来、見えるはずの203高地からの旅順港遠景
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by tikyuu_2006 | 2008-09-08 09:56 | 新しい文明の構想