<   2008年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

温暖化より怖い「石油ピーク」をわからない人々、理解できない専門家

「石油ピーク」をご存知じか。石油の価格がバレル100ドルを越した。食料品もそれに応じて急騰している。アメリカのドルも世界的に信用を失いつつある。
世界の今までの仕組み、構造が基本的に崩れだしている、庶民はそう思い初めているのではないか。現代文明は石油が支える、誰もが知っているが、それでもなんとかなる、と思うのが日本の識者たち、政治家、官僚なのであろうか。残念ながら自分で考えたことの無い、今も欧米追従する日本の大学も、あまり当てにはならない。IPCCのことを語るが、その意味を理解しない。

世界の原油の生産は、2005年5月にピークだったようだ。ブッシュ大統領のエネルギーアドバイザーである、M.Simmons、エネルギー投資銀行会長の主張である。
b0085879_7272378.jpg
アメリカのエネルギー省、EIA(エネルギー情報局)からの公的な月別生産統計がそう語っている、のである。
またASPO(The Association for the Peak Oil and Gas)の最新資料によると、世界の石油、天然ガスの生産は次のようになる。
b0085879_725749.jpg

「石油ピーク:Oil peak」は地球温暖化より遥かに恐ろしい。「石油減耗:Oil depletion」は人類生存の難問、社会のあらゆる面に影響するが、それは待ったなしと見られる。食料すら自給できない日本は特に危ないが、一番暢気である。本当に困ったこと、一般の市民、国民がボトムアップで動くしかないのであろう。
[PR]
by tikyuu_2006 | 2008-03-27 06:49 | エネルギー、環境

持続社会、江戸から何を学ぶか:異邦人の語る「逝きし世の面影」

文明の崩壊において、J.Diamondがその著、Collapseで言うように、古代からトップダウンで社会のリーダが自然、森林を守ったことがない、持続社会であった例外的な江戸を除いて。b0085879_447525.jpgb0085879_941996.jpg

当時の江戸娘と王子の風景である。江戸北郊のこの地は、異邦人が必ず一度は訪れる名所だった。100万都市の江戸は自然の美しい、庶民が朗らかに暮らす、彼らが礼賛して止まなかった清潔な大都会であった。

文明開化、欧米追従に忙しい、今もそうだが、日本のエリートは江戸を野蛮と恥じたのか「逝し世の面影」に追いやったが、江戸はすばらしい持続社会であった。異邦人がそう語っている、渡部京二:「逝きし世の面影」より。
[PR]
by tikyuu_2006 | 2008-03-25 10:08 | これからの日本

IPCCの地球温暖化シナリオを、「化石燃料」ピーク論から見ると

石油ピークが来た。これは予測ではない、公的なデータがそう語っている。脱石油の時代が来たのである。
そして最近の「化石燃料」ピーク論によると、今後の二酸化炭素の排出量はIPCCシナリオの最低線を下回る、となる。
b0085879_050817.jpg

これは重大である。それは今の地球温暖化論の常識を覆すことであり、その対策は現代文明の否定、変革のレベルで、これには原理的に脱浪費しかありえない。この図はフランスASPOのJ.Laherrereによる石炭も含めた全化石燃料についてのもの。
下図はASPOの創始者C.Campbellよる最新の「石油、天然ガス」に関するHubbertカーブである。対比してご覧頂きたい。
b0085879_057838.jpg

[PR]
by tikyuu_2006 | 2008-03-21 00:57 | エネルギー、環境