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「石油ピーク」と「細る氷河」:知るほどに危機感が増す「ピークオイル」

世界的に読まれている「Party’s Over」で有名なR.ハインベルグの見解、The Closer We Get, the Worse It Looksは一読の価値があります。朝日新聞(11月25日)の「細る氷河」を理解するためにも。

これは石油ピークと温暖化運動の対比、分析でもあります。見出しはBridging Peak Oil and Climate Change Activism、そのホームページの文は現在、もっとも総合的な見解といえます。

温暖化は連日報道され、その危機感が増幅されますが、石油ピークは政府も含めて何故か黙殺される傾向にありますが、その緊急性、日常生活への影響は遥かに大きいのです、特に日本においては。すでにガソリン、パンなどの食品は大幅に値上がり、これは石油ピークが直接的な原因です。アメリカのコーンからのバイオ燃料、という間違った動きも大きな原因です。

一色に染まった社会は、モノが見えなくなります。温暖化が全てではない、石油ピークとの戦略、論理の整合を取り、実効のある政策をとることです。日本は個性的な思考を出る釘として排除する。これで日本は繰り返し失敗してきました。太平洋戦争もそうでした。
今からでも遅くはないのです、自分でよく考え、流行に迎合しないこと、それには論理的なハインベルグの見解が参考になります。

朝日新聞、「細る氷河、ヒマラヤ湖拡大」の大きな一面記事、いつもの温暖化論ですが、その対策は「脱浪費、無駄をしない」そして「もったいない」。成すべきことはもう分かっている。

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by tikyuu_2006 | 2007-11-25 04:54 | エネルギー、環境

悲観的なL.ブラウンの「石油ピーク論」:最悪の場合1930年代の経済恐慌の再来も!

最新のL.ブラウンの「石油ピーク」論です(Earth Policy News:Nov 15, 2007)。温暖化一辺倒であったブラウンは、石油ピークについて危機感を深めてきたようです。ようやく本質がわかって来たのでしょう。世界的に著名なブラウンのこと、「石油ピーク」の認知、理解に大きな影響がある筈です。そして「PlanB3.0」が近いうちに出るとか。

関連して僭越ですが、本論の内容は拙著、”石油最終争奪戦ー世界を震撼させる「ピークオイル」の真実2006”、ならびに”石油ピークは来たー崩壊を回避する「日本のプランB」2007”(ともに日刊工業新聞社)と基本的に同じ路線に、だが「もったいない」を基調の「日本のプランB」を除いて。

やっとブラウンも本気に心配し始めた、温暖化より石油ピークの脅威の方がが緊急の文明的課題ということを。その対策そのものが最も効果的な温暖化対策となる、と言う認識も次第に浸透しつつある。
その考える原点とは「わかったつもり」でない冷徹な真の科学である。IPCCの基礎とする、ウイーンの「IIASAエネルギーモデル」がそれほど科学的ではないことも、今更ながら知られてきた。

L.ブラウンの悲観的な石油ピーク論の最終パラグラフは次の通り、
A campaign to reduce oil use rapidly might best be launched at an emergency meeting of the G-8, since its members dominate world oil consumption. If governments fail to act quickly and decisively to reduce oil use, oil prices could soar as demand outruns supply, leading to a global recession or -- in a worst-case scenario -- a 1930s-type global depression.(最悪の場合1930年型の世界恐慌が)
ご参考まで。
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by tikyuu_2006 | 2007-11-18 10:15 | 石油ピークとは

成長強迫観念のもたらした歪か?:赤福、吉兆などのごまかし

成長しなければならない、しかしもう市場は限界まで伸びきっている、とすれば嘘をついても、ごまかしてもと、なる。
上から「売り上げを伸ばせ」と迫られれば中間管理層など弱いものである。ごまかしてもとなるのであろう、そして自分もそれを下に要求するのだろうか。

最近、次々と明るみにでる企業スキャンダル、その真因とはこのようなことではないか。赤福のスキャンダルも、本来人口が増えなければ、あんこ餅が永遠に売り上げが伸びるはずもない、と思うのは私だけだろうか。

このようにして「何百年も続いた老舗」が、期限切れの食品を偽って、偽装して売り、それがバレてはトップが頭を下げる、「わびしい現代風景」である。この風景は日本を代表する大企業においても変りは無い、マネーが心を崩壊させている、としか言いようがない。
成長至上の拝金、技術万能の弊害と、簡単に切り捨てられない現代文明の深淵を見る思いがする。今の日本、本当に大丈夫? 私の考えすぎでしょうか。

そこで人としての「当たり前」を述べておく、「お金で幸せは買えない」。
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by tikyuu_2006 | 2007-11-15 14:55 | これからの日本

朝日新聞の「原油高騰」特集記事: 最終回は「脱石油への省エネ進化」だが、依然として「わかったつもり」

朝日新聞07年11月10日、3回にわたる「原油高騰:上中下」の最終回を読んだ。だが、いつもの楽観論でした。
先ず石油ショック1970年代との対比での楽観論、さらに省エネの車、技術を、そして経済規模GDPに占める石油は、もう輸入金額の比で、06年は2.2%でしかない、とあった。

心配するな、石油の重みは小さい、技術は進歩する、大丈夫と言いたいのでしょうが、それではお聞きしたい。貴方の血液は体重の何%? それを1~2割失ったら貴方の命は?

「石油は文明の生き血」とはそのような意味です。もう「石油ピークは来ている、エネルギー全体のピークも遠い先のことではない」、 そして「石油ピークは農業ピーク、そして文明ピーク」と理解することです。
地球は有限、石油の究極埋蔵量2兆バレルは富士山を枡として23%でしかない。それをもう半分使った、残りは条件の悪いものばかり、EPR(Energy Profit Ratio)がどんどん下がります、エネルギーは「質が全て」なのです。

「わかったつもりは無知に劣る、聞く耳を持たないからです。そして「地球は有限」とは思わない、困ったことです。
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by tikyuu_2006 | 2007-11-10 09:44