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カテゴリ:石油ピークとは( 17 )

石油ピークは2005年頃だった

最も大事なことが知らされていない、それは「地球は有限、資源は質が全て」、そして石油は有限である、ということ。

「石油ピークは2005年頃だった」、政府、企業でなく、ドイツの識者グループ、EWG(Energy Watch Group)の見解、次図ご参照
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EWG Oil spot price vs. global production –different behaviour from 2005
Figure shows the different correlation patterns of 1998 – 2004, where oil supply and oil price show a highly elastic correlation and of 2005 – 2011 where oil supply and oil price show a highly inelastic correlation.

そして次2件もご参照、
「ピークオイルと人類の運命」
http://www1.kamakuranet.ne.jp/oilpeak/pdf_files/Actio2010_12.pdf
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by tikyuu_2006 | 2014-06-01 10:19 | 石油ピークとは

IEAの石油供給楽観論と、EPRで見た世界のNet energy

エネルギー国際機関、IEAは楽観論で知られていますが、それに関する警告、そして世界のエネルギー供給可能性をEPRで整理した正味エネルギー、Net energy分析です。
The IEA forecast for the future of petroleum are not only too optimistic, but also wrong because they are based on summing volumes of fuels which have different output and energy costs of extraction.
Here you find the correct analysis, much less reassuring
http://cassandralegacy.blogspot.co.uk/2013/01/what-future-for-petroleum.html
http://www.resilience.org/stories/2013-01-03/what-future-for-petroleum
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そして、より現実的な分析
A more realistic future scenario is the following: Marco Pagani 2013
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by tikyuu_2006 | 2013-01-05 23:32 | 石油ピークとは

石油輸出量が減退、まだSleep Walkingするつもり?

石油ピークは生産ピークを意味するが、日本にとって重要なのは輸出量、その減少が目立っている、生産国での消費が増えているからです。
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尚、世界の石油(流体燃料)生産量は下記です。
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石油ピークすら理解しない日本、まだSleep Walkingするつもりでしょうか。
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by tikyuu_2006 | 2011-11-29 05:49 | 石油ピークとは

IEAが「石油ピーク」をようやく認める

APECが何となく終りました。地元鎌倉などは大騒ぎ、交通規制で大変でした。そして今、 「石油ピーク」警告がネットに飛交っていますが、日本は?

11月、2010年版のIEAレポート「世界エネルギー見通し」(World Energy Outlook 2010)が発表されました。その後、「石油ピーク」を警告する記事がインターネット上世界を飛び交っています。ですが、日本は依然として黙殺、無視のようです。大丈夫なのでしょうか。
以下、順不同ですが列記します、どうぞご覧になり、本気でお考え下さい。

●ニューヨークタイムスの警告です。November 14, 2010, 8:47 am
Is ‘Peak Oil’ Behind Us?
Peak oil is not just here — it’s behind us already.
ただ来ているのではない、もうすでに背景にある、がIEAの結論である、と述べます。

●仏ルモンドです。
The end of cheap oil 12 November,
その最後の一節は象徴的です。
・・・もう拒否する時間など無い、政府も社会も対応をスタートすべきである。
the “post-peak” world clearly does not imply the End of the World: but it implies an extremely volatile one, whose dynamics will be difficult to predict. It is a world not of easy abundance, but of declining – and increasingly expensive – carbon-based resources. If we are to develop sufficient resilience to the various price shocks and converging crises of the “post-peak” world, we will need to recognize that they are symptomatic of an inevitable civilizational transition toward an emerging post-carbon age. There is no time for denial. Governments and communities need to start adapting now.

ASPO会長のKjell Aleklettが自己のHPで、2010のIEAレポート、WEOについて面白い評価です。
「Spin slips off oil production numbers, World Energy Outlook 2010 is a cry for help」
Kjell Aleklett, Newcastle Herald, November 11, 2010

●最新のIEAレポートに関する記事、National Geographicなどです。
1)IEA World Energy Outlook 2010 Now Out; a Preliminary Look
2)太陽光発電、コスト低減の見通しは?
3)CO2回収貯留技術(CCS)の行方,
4)石油ピーク”は2006年に過ぎた?
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by tikyuu_2006 | 2010-11-17 04:13 | 石油ピークとは

「Easy Oil」の時代は終わった、 脱石油文明を本気で構想しなければ

ようやくメキシコ湾のBPリグ、石油噴出が止まったとか、しかし恒久的かどうかは依然不明。

水深1マイルもの海底油田、その海底下4Kmの深い油層に頼らざるを得ない現実、これそのものが石油ピークの証左

もう「Easy Oil」の時代は終わった。
 これからは「低エネルギー社会」を目指すべきでは、低炭素というよりは。
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by tikyuu_2006 | 2010-07-19 11:33 | 石油ピークとは

メキシコ湾の原油流出事故は「文明崩壊」のシグナルか?

新聞、TVが報道しない、あるインターネットメディアの記事です。タイトルは、

「原油流出事故は「文明崩壊」のシグナルか?ピークを越えてしまった「複雑系」社会」です。とても良い内容です。以下はその書き出しです。

米国ルイジアナ州沖のメキシコ湾で起きた深海油田事故は、1989年にアラスカ沖でタンカーが座礁した際に流出した25万バレルを大きく上回る大惨事となった。2010年4月20日の事故発生から6月末までの流出量が270万バレルを超えたという試算もあり、間違いなく米国史上最悪の原油流出事故という汚名が年表に記されるだろう。
この事故は、地球が直面する深刻な状況を浮き彫りにした。石油によって支えられている「現代文明」が崩壊に向かい始めた「シグナル」ではないか――。決して大袈裟な認識ではない。その理由を説明しよう。
実は、人類は未だに「エネルギーをつくり出す技術」を手にしていない。我々が持っているのは、自然界から「エネルギーを取り出す技術」に過ぎない。取り出すにもエネルギーが不可欠である。少量で済むのか、逆に大量に使う必要があるのかはケースによって様々である。

こうしたエネルギーの回収効率は、EPR(Energy Profit Ratio)あるいはEROI(Energy Return on Investment)と呼ばれる指標で示すことができる。EPRは、回収エネルギー(Eout)/投入エネルギー(Ein)という単純な割り算になる。したがって、回収エネルギーよりも投入エネルギーが多くなれば(EPRが1を下回るならば)、そのエネルギーにはもはや価値はない・・・・・

偏った日本の報道は、国民を間違った方向に導くこの記事をごらんを!
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by tikyuu_2006 | 2010-07-10 13:27 | 石油ピークとは

米軍関係レポートが大幅な石油減耗を警告

英国のguardian紙によると(2010-4-11)、米軍関係レポートは石油生産は2015年には大量に不足、それは日量1000万バレルに達する、価格バレル100ドルへと警告。今も公的には米政府は楽観論、ですが、衣の下から鎧が見える?!
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米軍は、石油生産の余裕能力が2年以内になくなり、2015年までに、経済的、政治的に重大な衝撃を伴う深刻な供給不足になると警告した。米国の統合軍事司令部の「統合作戦環境報告」の中で、エネルギー危機の概要として、イギリスでのガソリン価格が記録的な水準に達し、原油価格がバーレルあたり100ドルに間もなくなるものと予想されている。

「報告」の序文は上級司令官James N Mattisが担当しており、2012年までに石油生産の余裕能力は全くなくなり、2015年には石油の供給不足は1000万バレル/日に達するであろうと述べている。
 さらに、このような供給不足から生み出される経済的、政治的、そして戦略的な影響について、厳密に予測することは困難であるが、発展国、発展途上国ともに、成長への期待は確実に低下する。このような経済的なスローダウンによって、未解決の緊張が悪化し、不安定な国家、後退している国家は、崩壊への道筋を辿るであろう。そして、恐らく中国、インドに深刻な経済的衝撃をもたらす。
 米軍によると、この見解が米国政府に取り上げられていないが、統合軍が将来の軍事展開を指揮するコンセプト構築において、知的な基礎となるものとして是認している。

 この警告は、石油ピーク(需要が供給を超えた瞬間)が 未だ先の恐れから、より即時的なリスクに転換した世界から発せられた最新の警告である。 イギリスのエネルギー政策に関してWicks Reviewは昨年の夏、「有効に退けられた恐怖」を発表した。しかし、Lord Hunt(イギリスのエネルギー大臣)は、問題の深刻さについて急速に変化しているとの思いを持って、2週間後に関係する産業人と面談した。
 パリに本部のあるIEA(国際エネルギー機関)は、石油不足の短期間リスクはないと確信している。しかし何人かの上級役員は、この楽観的なスタンスについて内部的に相当な不一致があることを、個人的に認めている。
 将来の燃料供給は、世界一のガソリンユーザーである米軍にとって極めて重要である。
BPの第一専務であるTony Haywardは最近、アメリカで禁止されているカナダタールサンドからの原油を(BPが)得る機会は殆どない。何故なら、米軍は、政治的に不安定な中東に依存するよりも、ローカル供給を好んでいるので。

 しかし、米国エネルギー省も、石油ピークに対するスタンスを変化させている兆しがある。フランスの新聞Le Mondeの最近のインタビューにおいて、オバマ政府の第一石油アドバイザーGlen Sweetnamは、もし投資が上向きにならなければ、「世界の液体燃料の2011~2015年の生産が減少する経験が存在する」ことを認めた。ロンドンのキング大学で石油ピークを研究した卒業生Lionel Banalは、米軍によるレビューは論争を先に進める、と言った。
 Lionel Banalは言う。「米国エネルギー省ではなくて米軍が、近いうちに重大な石油不足を警告するとは驚きである。今、その基になっている情報の研究を知ることは興味深い。」「エネルギー省の中のエネルギー情報局(EIA」は、何年もの間、石油ピークは何十年も先のことであると言ってきた。米国統合司令部からの「報告」に照らして、EIAは、これまでの極めて楽観的な結論に、相変わらず、確信するのであろうか?」

「統合作戦環境報告」は、深刻な経済的激変が起こったときに生じるであろう、荒涼としたピルチャーを描いている。そして「(世界)大恐慌が全体主義政権を大量に生み、それらが無慈悲な略奪によって経済的な富を求めたことを、忘れてはならない。」とと指摘している。(田村八州夫さん訳)

More 英語の原文
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by tikyuu_2006 | 2010-05-06 06:42 | 石油ピークとは

ブッシュ大統領のエネルギー顧問、M.Simmonsの「石油ピーク白書」

「もったいない学会」が12月28日付、NPO法人となりました。今後の活動をご支援下さい。「地球は有限、自然にも限りがある」が我々の理念、原点です。
そして「石油ピークは農業ピーク、そして文明ピーク」であるがその主張です。幸い日本各地に仲間が増えつつあります、とくに地方で輪が拡がっています。それは「脱石油文明」は、「自然と共存、食の自立、日本農業の再構築、地域活性化、地産地消、分散型社会、自然エネルギーは分散型、地場産業が本命」などが21世紀の「日本のプランB」の柱となるからです。

しかし、「石油ピーク」を認めたくない人は今も大勢です。いろいろと反対理由を、あちこちから探すようです。それは丁度、太平洋戦争当時、敗色濃厚となった日本で「神風が吹く、何とかなる」と、現実を見ず、本土決戦などと尊い犠牲を増やした当時の考えない日本のようです。その日本は敗戦後、一夜にして民主主義をと叫んだのです(当時、開成中学一年生、教師が豹変した)。それも「徹底して考えない国民性」と言えばそれまでですが、それでは悲しい。

最近「石油ピーク」について、とてもよい文が出ています。タイトルは「Another Nail in the Coffin of the Case Against Peak Oil、”命取りとなる反石油ピーク論”、とでも訳せますか」です。著者SimmonsはWhitepaper と位置づけています

「2005年5月」が原油生産のピークであった、アメリカのエネルギー情報局(EIA)の月別原油生産統計データがそう語っている。その見解の中心的な人物がM.Simmons、ブッシュ大統領のアドバイザーとして知られるエネルギー投資銀行の会長です。上記は29ページにわたる Simmonsによる最近の長い論文、石油供給に関する白書です。

内容はきわめて具体的で、世界各地の石油地帯を熟知するSimmonsならではの石油ピーク論です。私も個人的にヨーロッパで何回か会っていますが、その見識も人物も本物です。
その著「Twilight in the Desert:砂漠の黄昏]は世界中で読まれ、中国語訳も既版です。邦訳も出たようです、題は違うようですが。それは、サウジアラビア当局の繰り返しの公式声明にも拘らず、この国の石油資源は限界に来ているというものです。

これにも反論は多いですが、説得力があります。このような文は耳学問でなく、ご自分でお読みになり、ご自分でお考えになることをお奨めします
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by tikyuu_2006 | 2008-01-13 11:09 | 石油ピークとは

OPEC石油増産見送り:当たり前である、そこで日本はどうする?

石油輸出国機構が5日、石油増産せずに2725万バーレル/日に据え置くと決めた。当たり前である。石油収入は原油高でそれなりに潤っている。しかも生産余力はもうない、2005年5月が「原油」生産はピークだったアメリカの公的なデータがそう語っている。
いまOPEC域内では人口は増え、石油消費は増大している。石油以外に何もないこれらの国々が、これ以上埋蔵量を減らしてまで先進工業国に協力する義理、必要などはない。これも「当たり前」、むしろ未来世代のために少しでも残しておくの筋であろう。

「お爺さんはラクダに乗っていた、親父は高級車に、今は自家用ジェット機に乗る、だがその子はまたラクダに」とならないように、識者は考え始めたのか。私が彼の地のリーダだったら増産などしない。

原油高騰は投機マネーによる、も疑いの余地はない。今後も乱高下しつつ更に高値となろう。ペットボトルの水より安いガソリンがむしろ異常なのである。

サブプライムローンもある、加えて日本の超低金利マネーが世界を巡る。これに庶民の受けるべき金利をゼロにして資金供給する日銀の政策も、と思うが僻目であろうか。
このような大規模なマネー供給が原油価格を翻弄する、これも当たり前。市場至上主義はそれを認めなければならないのでは、自由放任がその根本原理だから。

しかし新聞もテレビが語らない重大なことがある、それは「石油ピーク」だ、OPECにはもう生産余力などない。
世界で最も脆弱でリスク感覚欠落の暢気日本への忠告、また繰り返す、「脱浪費、無駄をしない」ことである。

これは温暖化対策についても同様、たとえば2050年に50%減にも「もったいない」をスローガンとしたいもの、排出権取引、二酸化炭素の海洋、あるいは地中投棄、バイオ燃料などの技術論ではなく。石油文明の黄昏である、小ざかしい「わかったつもり」の小手先の議論では駄目なのである。真に冷徹な科学の論理で国益を守る必要がある。
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by tikyuu_2006 | 2007-12-06 09:59 | 石油ピークとは

悲観的なL.ブラウンの「石油ピーク論」:最悪の場合1930年代の経済恐慌の再来も!

最新のL.ブラウンの「石油ピーク」論です(Earth Policy News:Nov 15, 2007)。温暖化一辺倒であったブラウンは、石油ピークについて危機感を深めてきたようです。ようやく本質がわかって来たのでしょう。世界的に著名なブラウンのこと、「石油ピーク」の認知、理解に大きな影響がある筈です。そして「PlanB3.0」が近いうちに出るとか。

関連して僭越ですが、本論の内容は拙著、”石油最終争奪戦ー世界を震撼させる「ピークオイル」の真実2006”、ならびに”石油ピークは来たー崩壊を回避する「日本のプランB」2007”(ともに日刊工業新聞社)と基本的に同じ路線に、だが「もったいない」を基調の「日本のプランB」を除いて。

やっとブラウンも本気に心配し始めた、温暖化より石油ピークの脅威の方がが緊急の文明的課題ということを。その対策そのものが最も効果的な温暖化対策となる、と言う認識も次第に浸透しつつある。
その考える原点とは「わかったつもり」でない冷徹な真の科学である。IPCCの基礎とする、ウイーンの「IIASAエネルギーモデル」がそれほど科学的ではないことも、今更ながら知られてきた。

L.ブラウンの悲観的な石油ピーク論の最終パラグラフは次の通り、
A campaign to reduce oil use rapidly might best be launched at an emergency meeting of the G-8, since its members dominate world oil consumption. If governments fail to act quickly and decisively to reduce oil use, oil prices could soar as demand outruns supply, leading to a global recession or -- in a worst-case scenario -- a 1930s-type global depression.(最悪の場合1930年型の世界恐慌が)
ご参考まで。
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by tikyuu_2006 | 2007-11-18 10:15 | 石油ピークとは