カテゴリ:これからの日本( 80 )

安倍さん「最後のメルマガ」: 国民よりアメリカとの約束が大事だった?

9月13日朝 
”こんにちは、安倍晋三です。 内閣総理大臣の職を辞することを決意いたしました
 
 7月29日の参議院選挙の結果は、大変厳しいものでしたが、改革を止めてはいけない、戦後レジームからの脱却の方向性を変えてはならない、との思いから続投の決意をし、これまで全力で取り組んできました。
 また、先般のAPEC首脳会議が開催されたシドニーにおいて、テロとの闘い、国際社会から期待されている、高い評価をされている活動を中断することがあってはならない、なんとしても継続していかなければならない、と申し上げました。

 国際社会への貢献、これは私の「主張する外交」の中核であります。この政策は、なんとしてもやり遂げていく責任が私にはある。こうした思いで、活動を中断しないために全力を尽くしてく、職を賭していくと申しました。
 テロとの闘いを継続するためには、あらゆる努力をする。環境づくりについても努力しなければならない。一身をなげうつ覚悟で、全力で努力すべきと考えてまいりました。 そのために、私は何をすべきか。局面を転換しなければならない。これが私に課せられた責任であると考えました。

 改革を進めていく、その決意で続投し、内閣改造を行ったわけですが、今の状況で、国民の支持、信頼の上で、力強く政策を前に進めていくのは困難である。ここは、けじめをつけることによって、局面を打開しなければならない。そう判断するにいたりました。 新たな総理のもとでテロとの闘いを継続していく。それを目指すべきではないだろうか。今月末の国連総会へも、新しい総理が行くことがむしろ局面を変えていくためにはよいのではないか、と考えました。

 決断が先に延びることで困難が大きくなる、決断はなるべく早く行わなければならない、と判断いたしました。 無責任と言われるかもしれません。しかし、国家のため、国民のみなさんのためには、私は、今、身を引くことが最善だと判断しました。

 約1年間、メルマガの読者のみなさん、国民のみなさん、ありがとうございました。 この間にいただいた、みなさんの忌憚のないご意見、心温まる激励を、私は決して忘れません。私は官邸を去りますが、改革、そしてテロとの闘いは続きます。これからも、みなさんのご支援をお願いします。(晋)”

(国民に対する言葉がない、テロとの闘いが全て? ナイーブな日本のエリートの姿、ひたすらに欧米追従する姿に哀れみすら覚えるのは、私だけだろうか。「美しい国」という言葉で始まった安倍総理、ただ幼なかった)
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by tikyuu_2006 | 2007-09-13 11:19 | これからの日本

「食べ物をバイオ燃料に」の愚さ:人は食べないと死ぬ、この「当たり前」を忘れるエリート達

バイオ燃料で疲弊した農業振興と言う大義名分は、短期的な救済策としては理解できるが、中長期的には大変な間違いである。人類から食料を奪う話であり、またエネルギー収支からみても、多くは非合理的である
穀物からのバイオ燃料はやってはいけないブラジルのサトウキビからのエタノールのEPRは8程度と高いがアメリカなどでのコーン、穀物からのEPRは低い、そして土壌、環境破壊を伴うからである。

「水田を油田に」は以前、朝日新聞に掲載された記事である。日本のエリート層、その意味を考えないで、温暖化対策になる、脱石油戦略になるなどと言うようだ。いまではバイオ燃料は流行の先端ともなった感がある。だが、本当にそれでよいのか。
識者、大学、研究者は国民の立場、真に地方の側に立って問題を科学的に考える必要がある。自民大敗を念頭に、地方、庶民、中小企業、社会的弱者の立場で本気で思索すべきなのでは。
単にアメリカでコーン・エタノールが盛ん、それに遅れないようになどでは無邪気過ぎるのでは。企業はお金が儲かればそれでよいが、国民、庶民、世界の普通の人々、そして今も飢える人々にとっては、そうは行かない。
拝金主義はもう止めにしたい、そのようなことに税金を使ってはならない。昔からの教訓、「お金で幸せは買えない」を思い出そう。そこで、

1)「もったいない学会」は10月16日午後、東大の弥生講堂・一条ホールで、シンポジウム 「自動車用燃料をどうするか」を開催
2)コーネル大学のPimentel,カルフォルニア大学バークレー校のPatzek等の見解(下記More)を参照されたい。またPatzekには長い論文、「Thermodynamics of the Corn-Ethanol Biofuel Cycle」などがある


More Green Plants, Fossil Fuels, and Now Biofuels
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by tikyuu_2006 | 2007-09-09 07:13 | これからの日本

自民大敗: グローバリゼーションと市場原理は、何を切り捨てたか、そして「わかって欲しいこと」

自民党が歴史的な大敗をした。1955年以来、日本は初めて本格的に変わるかもしれない。 21世紀は20世紀の延長にない、国民は何かを悟っているようだ。むしろ、わかっていないのは日本のエリート、リーダ達かも知れない。

近年推進された改革とは、実質的には「日本のアメリカ化」であった。 アメリカ追従の竹中平蔵氏がそれを推進したが、日本的な固陋、既得権益などを破壊した功績はあった反面、日本の伝統、良い所を根こそぎにした。 陽のあたる「一つの国民」のための政策であった。だがこの物質至上の拝金主義によって失ったものは大きい、それは日本の心であり、志である。

アメリカ主導のグローバリゼーション、市場原理とは、新古典派資本主義、ネオクラシックエコノミクスとは、結局のところ「強者必勝」の「勝者が全てを取る」強者のための仕組みであった。 アメリカが、国際的大企業が、そして権力サイドが更に得をする戦略だった。それは今や世界中でその矛盾、綻びを露呈しつつある。
その結果として「格差」は至るところに拡大した。 これはむしろ当然のこと、トリクルダウンはやはり言い訳でしかなかった。 経済は回復したが、それは誰かの犠牲によった。切り捨てられたのは地方であり、庶民、中小企業であり、そして社会的弱者であった

初めて日本が動いた。 切り捨てられてきた、陽の当らない「もう一つの国民」が反乱した。だが、「陽の当る国民」も「もう一つの国民」も、与党も野党も、「わかったつもり」の識者も、確信犯は別として、有限地球時代にどう生きるか殆どわかっていない。 国際官僚の建前論的な情報に、頼り切るからである、だが世界は本音で動いている、それが国際力学である。

そして「わかって欲しいこと」とは 「地球は有限、自然にも限りがある」石油ピークは農業ピーク、そして文明ピークということである。地域重視、分散の視点はここから生まれよう。 
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by tikyuu_2006 | 2007-08-11 00:12 | これからの日本

クローズアップ現代、「地球を救え、環境革命の提言」:L.ブラウンの楽観論

5月24日「クローズアップ現代」に、著名な環境運動家であり温暖化脅威論のL.ブラウンが出演し、持論の技術万能的な楽観論:PlanBについて熱弁した。意外と思われようが、彼は経済成長主義者、これが絶大な人気の秘密である。
北欧の風車を例に上げ、経済発展と温暖化対策は両立するというが、人口1.3億人、経済が遥かに巨大な、工業国日本にそのまま適応するとは思えない。

PlanBといっても色々である。ブッシュ大統領のエネルギー顧問、M.シモンズは石油ピーク論に基づいて、悲観的なPlanBを主張している。彼はエネルギー投資銀行のCEOであり、その著「Twilight in the Desert」で、サウジアラビアの石油の黄昏を警告する。最近、日本語訳も出たようである、妙な日本語のタイトルだが。中国、ドイツ語版は既に出ている。中国を侮ってはならない、彼らは石油ピークを知っている。
そして私には、日本の自然と共存する「もったいない:PlanB」がある。21世紀の生存に、万国共通の万能薬はない、と理解すべきである。

ブラウンの技術的楽観論には、異論も多いのだが、NHKはブラウン礼賛に終始した。真面目な番組だけに本当に「もったいない」。流行の「地球を救え」も気になる、それは人の思い上がり、今危ないのは人間の方だからである。
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by tikyuu_2006 | 2007-05-25 00:18 | これからの日本

「石油ピーク」も知らずに、21世紀を語る「わかったつもり」の立花隆さん

文芸春秋の6月号に、立花隆が「団塊こそ”知の救世主”」というタイトルで、21世紀は20世紀の延長でない、今の若者に比して団塊世代は知的レベルが高い、頑張れ、と檄を飛ばしている。

この四月から、66歳の氏は、立教大学の大学院21世紀社会デザイン研究科の特任教授となったそうで、授業には60歳の団塊の世代など社会人が大勢、真剣に聞きにくるという。その経験からの、いつもの歯切れのよい檄文である。

熱っぽく、21世紀にはまったく新しい視点が必要と語るが、何故そう思うのか、私には全く分からない、そこには「地球は有限、自然にも限りがある」の視点、21世紀の最重要視点が無かったからである。立花さん、もっと勉強してください、「わかったつもり」は駄目ですよ!
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by tikyuu_2006 | 2007-05-20 04:22 | これからの日本

ニューヨークで、「当たり前」を言った石原東京都知事

5月20日読売新聞、朝刊に「日本、核保有の可能性も」という見出しで、石原東京都知事のニューヨーク講演が紹介された。
その見出しそのものより、私が注目したのは、副見出し「米との防衛体制に疑問」であり、さらに興味を引いた、むしろこれを「トップ見出し」にほしかったが、中国経済の先行き見通しについて「ぎりぎりもって、北京五輪までだろう」と答えたことである。

その通り。その理念、原点は違うようだが、今後、エネルギーが最大の中国経済の制約となる、が私の主張だからである。
「当たり前」とはこの点においてで、核保有については、原爆被爆国である日本、私は賛成できない。
残念ながら、慧眼の石原氏ですら石油ピークをご存じないようである。一方、中国はそれを知っている。ヨーロッパの識者グループ、ASPO(Association for the Study of Peak Oil)会議への出席ぶりから、そう思われる。
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by tikyuu_2006 | 2007-05-19 12:08 | これからの日本

会社は誰のものか:マネーが全てではない!

会社は株主、従業員、取引先、そして消費者、関係するステーキホルダー全てのもの、「ハゲタカ」続編の「バイアウト」の主張、著者は真山仁である。
この当たり前が、今の日本で忘れられている。アメリカのように株主のものと言ってよいのか、そうではないとさわやかである。当たり前だが、会社は社会あってのものでは。
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by tikyuu_2006 | 2007-03-31 22:14 | これからの日本

NHKTV土曜ドラマ(最終回):「ハゲタカ」に思うーその3

最終回が終わった。
99.9%はマネーだが、残り0.1%の部分がないと全体とならない。それは人の意思、心であるという主張なのであろう。
久しぶりに、すがすがしい思いがしている。
因みに、この原作者は真山仁という。1962年生まれ、まだ若い。同志社大学、読売新聞からフリーランスに。
たまたま私の知人の知り合いとのことで、彼の著作を色々と送ってくれた。今それを見ている。いずれ感想を述べたい。
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by tikyuu_2006 | 2007-03-24 22:19 | これからの日本

NHKTV土曜ドラマ:「ハゲタカ」に思うーその2

土曜ドラマの2回目も面白かった、「資本主義は金が全て」、その冷徹な論理は見事であった。徹底したところのない、生ぬるい日本にあって久しぶりの、透徹した論理が面白い。NHKらしくないのも良い。

キリスト教の聖書に、「熱くもなく、冷たくもなく、ただ生ぬるい」を戒めるところがあるのをご存知か?西欧の論理には、常に徹底したところがある。キリストの教えですらそうである。
ついでだが「狭き門より入れ、命に至る門は狭く、その道は細い」とある、そして「蛇のように聡く、鳩のように素直なれ」というのもある。

「地球の限界と人類文明」その転換期、ただ生ぬるい日本の国、政治家、役所、企業、個人、そして本来の責務を果たそうとしない志を失った大学など。今のままでは、日本は存続できそうにない。
「石油ピークは農業ピーク、そして文明ピーク」の視点で、徹底して考え抜くことである。聖書に繰り返される言葉、「聞く耳あるものは聞くべし」。

日本における金が全ての拝金主義への言い訳か、最近流行のCSRだが、ここでまた言葉と考え方を輸入したようである。
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by tikyuu_2006 | 2007-02-24 23:19 | これからの日本

NHKの新土曜ドラマ:「ハゲタカ」に思う

17日夜のNHKの新土曜ドラマ「ハゲタカは、日本のむしられる姿を描いて面白い。アメリカにやられっぱなしの日本、いまだに欧米追従の日本の識者、今後どのような展開か楽しみである。ドラマの鮮烈な言葉は
お金を儲けるのが、そんなに悪いことなのでしょうか?
であった。皆さんどう思われますか? アメリカ社会を代表する言葉なのでは。
翻って日本だが、大学も含めて今でも欧米依存の思想輸入型である。そして、ノーベル賞至上主義の思考レベル、「分かったつもり」95%の識者、政治家、企業家、官僚達。 もう国民はうんざりしている。
司馬遼太郎の名著、「この国のかたち」の第一冊目の第一章、その第一行目には、「日本人は、いつも思想は外から来るものだとおもっている」とある。したがってそれを変えられない、必要以上に教条的となると述べているが、まさにその通り。

地球温暖化論議の画一性なども、その典型かもしれない。そして石油は有限とは思わないエネルギー専門家、TVのゴールデンタイムに氾濫するは白痴的な番組。いつも出て来る同じ評論家、分かったつもりの有名人におんぶする番組編成などなど,例を挙げればきりがない。

かってはアメリカの専売特許であった冷酷な凶悪犯罪は、もうよそ事ではない。次々と謝る企業のトップ達。 どうすれば美しくなるのか、拝金主義にまみれたこの国が。

もう国民は自分で考えよう、貴方任せにしては「日本のハゲタカ達」にむしられてしまう。もったいない学会」は、そのような思いも込めて創った。
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by tikyuu_2006 | 2007-02-18 07:26 | これからの日本