意識改革が必要な自民党:石油ピークの認識すらない

自民党総裁選が終わった。結論的にいうがいまの日本は本当に危ない、エネルギーと食料供給についての認識が、根本で間違っているから。その中にあって小池百合子氏のみは「石油後のエネルギー」について語っておられたが、それは「石油に代わるものがある」との前提にたっての見解、石油ピークを理解してのことではなかった。

5人のリーダ方、先ず景気回復という。それが最優先という。国民もそう願っている。そこでまた「ばらまき」となる。心情は理解は出来るが、問題は何故景気が悪くなっているのか、その本質がかわかっておられない。

アメリカ発の金融工学が完全に行き詰まっている。このマネーゲームは「虚の世界」、アメリカの働かずして儲ける彼らに都合のよい仕組みである。先ずこれを理解したい。75兆円投入しても、アメリカは絶対に立ち直れない。それを日本は税金を投入して援助しようとするが、それでよいのか、国民もよく考える必要がある。 

政治家のレベル、質とは国民のそれを反映している、にすぎない。メディアのレベル、報道の質も国民を写す鏡でしかない。

そこで改めていう。「地球は有限」、「資源は質がすべて」、これが「実の世界」、地球には限界があるということ。対して、マネーは無限に増やせる「虚の世界」。これは、やってはいけない、偽りの生業なのである。

そして繰り返す、「石油ピークは農業ピーク」、この両者は表裏の関係にある。その「文明の生き血、石油」が限界に来ている、もう右肩上がりはあり得ない、日本人は、この日本の自然とどう共存、生き残るか、そのための日本人の知恵が今問われている。

日本の優れたエネルギー技術、環境技術を生かして、などとというが、石油減耗時代それでは凌げないと悟るべきである。原子力で太陽で自然エネルギーで、と「それぞれの関係者」はいうが、全体を見ない我田引水の話ばかり、だから危ないのである日本は。技術で出来ることは限られている、先ず「脱浪費、もったいない」である。

自民党も頼りないが、民主党もわかっておられない。たとえば、高速道路の料金を無料にするとは、車社会にさらに税金を投入するに等しい。石油ピークは先ず、車社会を直撃する、そしてグローバリゼーションを凋落させる。それはアメリカ発世界モデル、ウオールマート・モデルなどの終焉を意味する。

「虚から実の世界への回帰」、それが本当の選挙の争点となって欲しいものである。
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by tikyuu_2006 | 2008-09-24 06:07 | これからの日本
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