温暖化も食料危機も、共に「石油ピーク」が原点にある。今の世界的な地球規模問題、温暖化、社会不安定、食料危機などは、すべて石油文明の黄昏現象、その真因が「石油ピーク」である。地球が有限であるから、とも言えよう。
朝日新聞はこの複雑に交錯する人類問題を、洞爺湖サミットに先がけて、
7月2日の朝刊に大きく特集。 一面に
「食と石油 サミット直面」、2面の「時々刻々」の
「石油漬けの食卓ー見直し急務」には、私へのインタビュー記事も(浅野真記者)。本質がよく書かれている。
「低エネルギー社会」の構築は「もったいない、脱浪費」であるべきであって、脱炭素とは限らない。 なぜなら、
地球温暖化の主因は自然現象、
小氷期からの回復過程と見られるからである。
科学が瀕死状態の日本、国益のぶつかり合う洞爺湖サミットで、何を訴えるのか。