車社会を変える「石油ピーク」: 車保有台数初の減少、07年度マイナス15万6千台

朝日新聞6月11日の記事である。2007年度末の国内自動車保有台数が、06年より15万6千台減ったという。統計を取り始めたのが1964年、初めてのことである。

これは大変なこと、車社会の変質が起こったのかもしれない。文明の変革期にさしかかったのであろう。もう車は有り余っている、これを持っても楽しくも、格好良くもない時代となった、ということであろう。新ニッポン人は40才以上と発想は大変に違う、様々な視線でそれが認められる。
ところでこの統計を取り始めたのが1964年が石油資源論からみると面白い。世界の油田発見ピークが1964年であったのと奇しくも一致する。つまり石油が見つからなくなってから、車はどんどん増えたのである。そしてアメリカは1970年に石油ピークを迎えた。1973年の第1次石油ショックの背景には、このアメリカの石油支配力の低下がある。そして1979年、第2次ショックが来た。

石油生産と発見量がクロスした、つまり世界の需給がマイナスとなったのは1984年ころ、いまでは発見量は生産の5分の一程度、人類は過去を食いつぶして来たことになる。
そして今石油ピークがきた。アメリカの石油情報局EIAによると、世界の月毎の原油生産量は2005年5月がピークだった。そして2008年の今、石油価格の高騰、食糧不足である。メディアなどは、これを第3次石油ショックというが、それは甘い。大変な認識不足なのである。
繰り返す、もう石油ピークは来ている。
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by tikyuu_2006 | 2008-06-11 18:45 | これからの日本
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