行き過ぎる「温暖化脅威論」:IPCCを絶対視してはならない、自然は永遠の謎だから

地球温暖化について、IPCCは過去100年間しか見ていない。一方何千年、何万年の地球の自然現象、変動からみると、今問題の温暖化傾向は過去の地球の「小氷河期からの回復過程」である、つまり基本的に自然現象であるとの考えがある、例えばアラスカ大学の赤祖父俊一名誉教授などだが、その自然科学的見解は貴重である。世の中にはこのような、少数だが本物の「科学者」がおられる。
温暖化論議について化石燃料使用量の増大、主に戦後1946年ころから、と長期的な気候変動は調和的ではなく、別の挙動をしている。
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そして氷河の後退については、下図のヒマラヤの氷河のように1800年以前からすでに後退していた、となる。
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このような理由から、温暖化の主な理由は自然現象、地球の小氷期(Little Ice Age)から回復過程である、という科学的な視点が出てくる。
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人工的な二酸化炭素排出の影響は過去100年のほぼ0.6度の6分の一程度という見解となる。基本的に地球の自然現象としての気候変動を理解しなければ、合理的な21世紀の生きる道を探せない。真に怖れるべきは石油ピークのもたらすリスクであり、それについての原理的な対策は先ず「脱浪費」であり、それが最も合理的な温暖化対策となる。

石油の代わりは無いと思う、現代の工業社会、浪費文明は持続出来ない、と悟ることが最優先、そして当たり前だが、IPCCは学会ではない、絶対視してはならない。 言うまでも無いが、ノーベル平和賞は自然科学の賞でもないのである。

そしてさらに追加する。北極白熊が絶滅すると言う危機についても、次のようなデータがある北極熊は減っていないのである。
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いつまでも、情緒的なキャンペーンを繰り返してよいのだろうか?ここでも「科学」が欠落している。  日本では知られていないが、IPCCレポートは、ウイーン郊外のIIASAによる「エネルギーモデル」に基づいている。だが、このIIASAモデルは下記のように、理念、科学合理性を欠いている。いわばバラバラなのである。
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IPCCの気温、海水面の上昇予測が大きく異なるのは、第一に、この「エネルギーモデルのいいかげんさ」にある。IPCCが無視する石油ピーク論(oil peak)から予想される石油減耗(oil depletion)は、この範囲を下回るのである。
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ASPOによる、CNNにより世界に報道された。

そして第二に、自然をシミュレーションモデルで予測することの、原理的な難しさにある。それは自然は人間にとって永遠の謎だから。

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by tikyuu_2006 | 2012-06-30 11:09 | エネルギー、環境
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