ブッシュ大統領のエネルギー顧問、M.Simmonsの「石油ピーク白書」

「もったいない学会」が12月28日付、NPO法人となりました。今後の活動をご支援下さい。「地球は有限、自然にも限りがある」が我々の理念、原点です。
そして「石油ピークは農業ピーク、そして文明ピーク」であるがその主張です。幸い日本各地に仲間が増えつつあります、とくに地方で輪が拡がっています。それは「脱石油文明」は、「自然と共存、食の自立、日本農業の再構築、地域活性化、地産地消、分散型社会、自然エネルギーは分散型、地場産業が本命」などが21世紀の「日本のプランB」の柱となるからです。

しかし、「石油ピーク」を認めたくない人は今も大勢です。いろいろと反対理由を、あちこちから探すようです。それは丁度、太平洋戦争当時、敗色濃厚となった日本で「神風が吹く、何とかなる」と、現実を見ず、本土決戦などと尊い犠牲を増やした当時の考えない日本のようです。その日本は敗戦後、一夜にして民主主義をと叫んだのです(当時、開成中学一年生、教師が豹変した)。それも「徹底して考えない国民性」と言えばそれまでですが、それでは悲しい。

最近「石油ピーク」について、とてもよい文が出ています。タイトルは「Another Nail in the Coffin of the Case Against Peak Oil、”命取りとなる反石油ピーク論”、とでも訳せますか」です。著者SimmonsはWhitepaper と位置づけています

「2005年5月」が原油生産のピークであった、アメリカのエネルギー情報局(EIA)の月別原油生産統計データがそう語っている。その見解の中心的な人物がM.Simmons、ブッシュ大統領のアドバイザーとして知られるエネルギー投資銀行の会長です。上記は29ページにわたる Simmonsによる最近の長い論文、石油供給に関する白書です。

内容はきわめて具体的で、世界各地の石油地帯を熟知するSimmonsならではの石油ピーク論です。私も個人的にヨーロッパで何回か会っていますが、その見識も人物も本物です。
その著「Twilight in the Desert:砂漠の黄昏]は世界中で読まれ、中国語訳も既版です。邦訳も出たようです、題は違うようですが。それは、サウジアラビア当局の繰り返しの公式声明にも拘らず、この国の石油資源は限界に来ているというものです。

これにも反論は多いですが、説得力があります。このような文は耳学問でなく、ご自分でお読みになり、ご自分でお考えになることをお奨めします
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by tikyuu_2006 | 2008-01-13 11:09 | 石油ピークとは
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