「石油ピーク」はなぜ「枯渇」ではないのか:EPRが決め手

資源の「枯渇」という言葉は、いわゆる寿命、あと何年ということ結びついている。これは、例えば資源エネルギー庁による「総合エネ次ー統計」の「R/P」である。Rとは可採埋蔵量、Pは年間生産量のことである。この比が世に言う寿命なのだろうが、これに問題がある。それはR、Pは「量」だけの数字で、「質」が考慮されないからである。 

資源とは自然の恵みである。「濃縮された質」が大切なのであり、特にエネルギーにおいては質がすべてと言ってよい。 例えば高温の熱は価値があるが、環境温度まで下がった熱にはもう価値はない。前者を「低エントロピー」、後者の特徴のなくなった状態を「高エントロピー」という。一般に秩序ある状態を低エントロピーという。 
これが熱力学の第二法則でエントロピーの法則ともいう。 かっての「永久機関論」はこれで決着がついた。しかし、今にして脱石油、新エネルギー論の関連で、再びエントロピーの出番となった。海水ウラン、海洋温度差発電、自然エネルギーなど、希薄な濃縮されないものの意味を考えるためである。

「石油ピーク」はこの「質」と深く関係する。それは人は採りやすい、質のよい儲かる資源から使い、後に質の低いのを残すかfらである。資源の生産ピークは、それをぼ半分使ったころにやって来ると言う。この質はEPR(Energy Profit Ratio) で考えると分かりやすい。 このように「石油ピーク」は、通念としての寿命、R/Pとは殆ど無関係なのである。
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by tikyuu_2006 | 2007-05-08 21:34 | 石油ピークとは
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