「ほっ」と。キャンペーン

少子化は、そんなに悪いことなのか?;画一主義、全体主義復活の怖れ

どうして、一つの考え方に統一しなければ、気がすまないのか。
柳沢厚労相の「女性は子供を産む機械」発言、とんでもないが、それには安倍総理の少子化対策の大号令があるからという(朝日新聞1月30日)。GDP、経済の成長をすべてに優先させる昨今の日本、一種の国家主義、全体主義ではないのか。古来、個人を尊重しない国が、美しかったためしなどない。

石油に限界が見え、人類の生存基盤も劣化しつつある現在、文明は大きな変革期にある、人口はむしろ少ない方が良いのでは。政府、メディアの大合唱の輪から離れて自分で考えよう、何故かと。

人間社会の崩壊を論じたJ.ダイアモンドは、人口増が自然破壊を促したと、古代からの例をあげて克明に述べている。崩壊の道を歩んだ社会は、先ず森を破壊、土壌を失い、遂には食料生産基盤を喪失し滅んだ、自然の崩壊が原点にあったいうのだが、これは現代社会、そして今の日本にもいえるのではないか。

日本は1970年ごろ、人口はほぼ一億人、エネルギー消費は今の半分、食料自給率は60%あった。これが、多くの日本人は今も覚えている、一つの日本社会のベースラインであると考えられる。当時、心はむしろ豊かであった、雇用も今のように不安でなかった、格差も少なかった。
人口は少ない方が良い。何故なら、有限地球での生存に有利だからである。 このように考えていくと、少子化を心配しながら定年60歳で人を捨てるのは、本当に「もったいない」。

若い方はご存知なかろが、太平洋戦争当時、日本のリーダ達は「生めよ増やせよ」の大合唱であった。何故か、生産、軍備拡張に、戦争という国家目標に「国民の数」が必要だったから、「質」ではない。
国家目標を全てに優先する全体主義の亡霊の復活か。半世紀を経て歴史は繰り返されようとしている、どうして日本はいつもこうなのか?

無限膨張主義は有限地球に馴染まない、これは真理である。画一的な世論に流されず、ご自分でお考えを。安倍さんも!
地球は有限、自然にも限りがある、これが考えの原点である。
[PR]
by tikyuu_2006 | 2007-02-08 10:42 | 新しい文明の構想
<< 読売新聞2月10日(土)、朝刊... 地球の石油埋蔵量を、富士山の枡... >>