「資源とは」をわかっていない人々:NHKラジオ放送に思う

1月14日のNHKラジオの「あさいちばん、もったいない学会」番組は好評でした。お褒めの言葉を沢山頂ました。その関連での最近の思いをつづります。
いま日本で「資源」についての理解が大いに不足している、「わかったつもり」の方々も「わかっていない」ようです。
広辞苑によると「資源」とは、生活活動の元になる物質、水力、労働力などの総称となっている。また「天然資源」とは、天然に存在する有用物で、採取加工して生産や生活に利用しうるもの、とある。
「有用なもの」ということだが、それを資源論でいうと、1)濃縮している、2)大量にある、3)経済的な位置にある、となる。これが「資源の3要素」であり、私は長年これを繰り返し啓蒙してきました。最近は「もったいない学会」のメインテーマとして、EPRと共に説明しています。
それは石油が無くても、オイルサンドなどの重質油は大量にある、太陽エネルギーも無限であるから大丈夫と、さらなる消費拡大、つまり浪費をあおるリーダーが殆ど、それが「わかったつもり」なのです。このような半知半解論に踊ると、大変なことになります。

支那事変から太平洋戦争、そして敗戦まで日本のエリート、秀才達は国民を破滅へと導いた。一般国民がもう少し自分で本気に考えていたら、300万人の同胞を殺さず、国も焦土化せずにすんだかもしれません。
私は終戦当時、開成中学(今の開成学園)の一年生でした。JR田端駅から歩いて校舎にたどり着く途中、山の手台地は焼夷弾で焼け野原、途中に焼夷弾の燃えた後の空筒があちこちに突き刺さっていました。頭蓋骨すら転がっていたのです。今でもそれを鮮明に覚えています。
そして英語の教師を筆頭に、先生方が終戦と共に君子豹変したのです。鬼畜米英から、民主主義の伝達人へと。

今地球の有限性が顕在化しつつあるのです。人類の生存基盤が崩壊しつつあるのです。だが一番脆弱な日本が一番暢気、そして「わかったつもりの識者」が再び日本を妙な方向に導こうとしている。彼らに歴史を繰り返えさせてはならない、歯止めを掛けるのは国民の意識です、それには先ず皆さんが自分で考えるのです。
最後になりますが、その後再放送は出来ないとのお返事でした、残念なことです。
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by tikyuu_2006 | 2007-01-18 08:47 | エネルギー、環境
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