世界システムが崩壊している、経済不況が深刻である、格差が拡大、世界でテロが増大しつつある。
と思っている。 その原点で著名な経済、社会学者はどう対応しているのか。 それを学ぶため読んだ書、先ず順不同に列記する。
1)クオリティ国家という戦略 大前研一2013 小学館
2)資本主義以後の世界ー日本は「文明の転機」を主導できるか 中谷巌(2012、徳間書店)
3)フリーフォールーグローバル経済はどこまで落ちるのか ジョゼフ・E・スティグリッツ2010(日本訳 楡井他2010徳間書店)
結論から述べる、どれも資本主義否定だった。人の信頼感、絆が重要、というものだった。
その詳細はそれぞれの本をご覧頂くしかないが、それぞれの「最初と最後の章」のタイトルを、この順で記する、
1)序章 「中途半端な国」になってしまった日本
第6章 (進むべき道) 日本新生への新たなビジョン、「クオリティ国家」戦略
2)第1章 資本主義はやはり「自壊した」のか
第8章 日本は「文明の転換」を主導できるか
3)序 大不況の震源となったアメリカ型資本主義
第10章 新しい社会に向かって
となっている。
ここで感想だが、資源の有限性に触れているスティグリッツは、GDPという経済的な「物差し」の問題、矛盾をかなり突っ込んで論じている。しかし、
総じて「地球は有限、資源は質が全て」、エネルギー収支比:EPRの視点を欠いている、残念なことであった。
私の主張は
「社会イノベーション」としての「日本のプランB」である。
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