100年に一度の経済危機はなぜ起こったか: だが問われない、語られないその真因

100年に一回、人によっては400年に一回の経済恐慌ともいうが、その原因をリーダは語らない。語れないというべきか。サブプライムローンに端を発したのは確かだが、それは現象論、結果論であって本当の原因ではない。

真因とは、地球の有限性、資源制約、エネルギー供給限界が見えてきたこと、人類を支えるベースに限りがあることが明確になったからである。 「人は自然の恵みで生きている」、資源も環境もそうである。 だが西欧型の文明はそれを人間中心に見てきた、しかも自然の恵みが不足すれば植民地からそれを収奪した。
そして現代、金融型の資本主義、マネーがすべての世界主義を、あたかも理想のように。だが自分に都合のよいように編み出し、世界に広めた。グローバリゼーションである。
金融工学で集めたマネーは、しょせん「虚」の世界でしかなかった。その「人類最後の浪費」に向かって輸出、景気浮揚した中国、日本、そしてインドなど、この「虚の世界」が弾けるのは当然、時間の問題でしかなかった。これが今の経済危機の真因である
その弾けは、「実」の中核、「文明の生き血」である石油の供給制約から始まった。つまり「石油ピーク」である。 すでに原油の生産の伸びの終わりは、2005年に明確になっていた。だがそれをエコノミストもテクノロジストも無視した。そして2007年バレル147ドルの原油価格、それが引き金となって「虚の世界」は弾けたのである。大量生産型の工業文明、マネーゲームで集めた「虚の繁栄」も終わった。
1929年の経済恐慌当時、地球はまだまだ無限であった、故に膨大な需要喚起の政策投資、ケインズの経済理論は機能した。しかし、もうそのような地球はない、オバマ大統領はルーズベルトにはなれない、のである。今最も必要なこと、それは地球史観である。 私の文明改革論「日本のプランB」をどうぞ。
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by tikyuu_2006 | 2009-02-19 02:25 | 新しい文明の構想
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