「経済成長の夢よ、もう一度」は幻想でしかない:「安く豊かな石油時代」は終わった

いま経済が大変、だが景気循環などと思ってはならない。文明の生き血、石油の生産ピークはもう来ている。安く豊かな石油時代は終わったのである。

アメリカが人類最後の浪費を、世界中からマネーを集める「金融工学」、イッソップの働かないキリギリスのような仕組みを発明、住宅をどんどん作った。サブプライムローンといって、本来負担能力のない人々に売りつけた。

この壮大な浪費、幻想の仕組みに日本、中国、インドなどが輸出した。これが永続するはずはない、そしてバブルが弾けた。また回復するはずはないが、悲しいかな人間はそうは思いたくない。そこで「地球を無限」と思う人々に耳を傾けたがるが、それはもうやめたほうがよい、当たるはずがないからである。

資源に限りがある以上、永遠の成長などありえない、石油代替もない。が、エネルギー専門家はオイルサンド、メタンハイドレート、水素などというが、そのまま信用しないように。 「資源は質が全て」、を理解していないからである。 そこで繰り返すが、EPR(エネルギー収支比)で考えること、リサイクルも過信しないように、相応のエネルギーが必要だから。 だからと言って原子力が救世主というわけでもない、また核融合が今のエネルギー危機に間に合うはずもない。

有名人も当てにならない、その時々に都合の良いことをいうだけだから。せめて大学だけでも真実を学び、真実を語ってくれれば良いのだが、研究マネー集めに忙しいのか本質が見えていない。 むしろ見ようとしない、本質が見えれば研究予算がつかない、当たらないからである。

国民はもう「自分で考える」しかないないのである。「もったいない学会」は、そのためのヒントを提供している。その例が私の悲観的楽観論「日本のプランB」、そして学会のホームページなどをご覧を、まただれでも年千円で会員となれる。
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by tikyuu_2006 | 2009-01-08 03:09 | 新しい文明の構想
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