「メタンハイドレート」は「エネルギー資源」ではない

経済危機、恐慌を回避するには、と様々な評論家、識者の「博識」がメディアをにぎわす。いわく「温暖化産業、新エネルギー、環境技術」で景気を浮揚させよう、などである。

最近、このような「わかったつもり」の話に、「メタンハイドレート」がある。日本周辺海底下の地層に無尽蔵のメタンがあるというのだが、これは「資源の質」が考慮されていない。だが毎年多額な税が投入される。脱石油の切札とする識者もいるが、資源というには質がきわめて低くすぎる。EPRからみて問題となりそうにない。当初期待されたメタンハイドレート層下の「フリーガス」は無かった。その後、ポンプで地下水をくみ上げる減圧法が試され、08年には連続6日間の成功というが、激しく自噴するガス田とはまったく違うもの、「資源は質がすべて」と思うべきである。

太平洋戦争の末期、神風が吹くと言う幻想があった。それに似ている、溺れる者、わらをもつかむ、その「現代の藁の一つがメタンハイドレート」のようである。あるいは道路に代わる、新たな公共事業投資というべきか。
[PR]
by tikyuu_2006 | 2008-12-14 13:09 | エネルギー、環境
<< 成長至上の強迫観念を拭い去ろう... 朝日新聞の「環境元年」文明ウオ... >>